上中(うえちゅん)

商店街の歩み

上中の歴史は古く、江戸時代のはじめごろにはお店ができ始めていました。なぜかというと、江戸幕府を開いた徳川家のために天海僧正が上野の山に寛永寺というお寺を建てましたが、天海僧正はそこにたくさんの桜を植えたり、清水寺を模したお堂を建てたりして、庶民が楽しめる場所にしたため、人が大勢訪れるようになったからです。
また、上中のある場所にも摩利支天徳大寺、常楽院というお寺が建てられ、お参りにくる人々でにぎわったのが、商店街のはじまりなんです。関東大震災や戦争で街中が燃えてしまったこともありましたが、皆の努力でいち早く復興しました。

この長い歴史の間、世の中は変わり、お店の形態も少しずつかわってきました。しかし、変わらず、ずっと受け継がれてきたものがあります。それは、「常にお客さまのことを考え、お買い物が楽しい場所であることに努める」ということです。
カラー舗装や芸術を取り入れた街づくりなど、新しいことをいち早く取り入れ、居心地の良い空間づくりをモットーに商店街の運営を行ってまいりました。